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モンテ・クリスト伯

アレクサンドル デュマ (著)

1956年2月5日

◇概要

今も昔も復讐鬼の物語が人々の心を惹きつけてやまないのは、それが幸福と安寧に背を向けた人間の究極の姿だからであろう。世界の文学史上最も有名な復讐鬼、モンテ・クリスト伯。19世紀フランスの文豪、デュマが創造したこの人物もまた、目的を果たすごとに、底なしの泥沼へと一歩足を踏み入れていく。 
本名、エドモン・ダンテス。マルセイユの前途有望な船乗りだった彼は、知人たちの陰謀から無実の罪で捕えられ、14年間の牢獄生活を送る。脱獄を果たし、莫大な財宝を手に入れたダンテスは、モンテ・クリスト伯と名乗ってパリの社交界に登場し、壮大な復讐劇を開始する…。 
文庫本で7冊の大著である。物語に多少「できすぎ」の感もあるが、そんな懸念をすぐに吹き飛ばしてくれるほど波状に富んだ展開で、息をつく暇もなく読み通してしまう。フランス文学の大著といっても、机に向かって姿勢を正して読む、というよりは寝そべりながら読むうちについ夜更かししてしまう、というタイプの作品である。 

◇感想

どの時代であっても復讐鬼の物語が人々の心を惹きつけるのは
本来受け入れるべき幸福に背を向けたものだからであると考えます。

マルセイユの船乗りだった彼は、仕事も順調で結婚も控えていて
幸せの絶頂期にいたが、数人の知人達の陰謀により無実の罪で
捕らえられてしまい、14年間の牢獄生活を送り、彼は脱獄を果たします。
その後、莫大な財産を手に入れたエドモンが、モンテ・クリスト伯と名乗りパリで、壮大な復讐劇を始めます。
全7巻の大著で、巻数の多さに読むのを少しためらってしまうかもしれませんが、
一度読み始めると最後まで一気に読んでしまうくらい物語に引き込まれます!
モンテ・クリスト伯の用意周到かつ執拗な復讐は、普段受けることのない刺激を感じることができ
彼の言葉、行動、選択一つ一つに魅入られること間違いなし!
あくまでこの物語は、復讐劇。
復讐にハッピーエンドはありえません。
仮にハッピーエンドがあるとすれば、どこかで妥協をする必要があり
エドモンがどういう選択を行うのかが、一番の読みどころです!
彼の人生は、『待て、しかして希望せよ』
この一言で表せます。是非どういう意味か読んで確認してください!!

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